体の感覚を鋭敏にせよ!・・・・。

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 ふだんめったにボールを曲げない人が、ときとして大きく引っ掛けたりする事がある。
そのときの状況に」よっても、もちろん原因はさまざまだが、しかし、私がみている限りでは
″飛ばそうと思って力んだ結果、アドレスでいつもよりハンドダウンし、インパクトのあとで右手がはやく帰りすぎた″などというよりも、もっと単純にフックしやすいところにティアップしていたと言うような例のほうが多い。
それほどティグラウンドの上では、ゴルファーは地形に関して無造作なのである。

身も蓋もない言い方をするなら、ボールにクラブをセットしたとき、足の裏から身体全体で地形が敏感にわからないようでは、ゴルフは大いなる上達は望めない。
ゴルフというゲームは頭でする部分が極めて多いものだが、しかし頭で考えたことを果たすのは体であり、それよりまえに頭で考えるべきデータを収集するのは体である。

人間の体の感覚というのは・・・・もちろん生来的な個人差も大きいが修練すると実に鋭敏になるもので、早い話がティグラウンドやグリーンの地形などは、むしろ目で見るよりも、足の裏を通じて平衡感覚で計るほうが、遥かによくわかるほどだ。

意外と目は周囲の事物に惑わされやすいものである。

仮にフェアウエイが左に傾斜していたりすると、ティグラウンドはたとえ平らに近いとしても、
見た目は右に傾斜しているように映る。
この錯覚にとらわれて、前下がりだからとフェアウエイの左端に狙いを定めて打てば、ボールはまっすぐ飛んで左ラフへ、・・・・というようなミスが生ずることになる。

が、、この点 体の勘を研ぎ澄ませておけば、この種のミスは生じないですむのである。